
芦生の森スタディーツアー 第1回 5月28〜29日(土日)
コンセプト
近年、芦生の森はかつての食草豊かな姿とは一変して、維持回復が必要な森になっている事をご存知でしょうか?鹿の食害やナラ枯れなどが引き金になりその生態系は大きく乱れています。(今、この森で何が起こっているのか?)
芦生の森の過去〜現在を比べて、多様な視点から芦生の森を見る事を考えました。そして、そこから、参加する皆様と一緒に、(この森を守る為に我々は何が出来るのか?)を考えたいと思います。
=====第1回 5月28〜29日(土日)1泊2日 芦生の森で学ぶ森の生態学入門==============
第1回目は、植物分類学・生態学が専門分野の 西田 佐知子氏
京都大学出身で、芦生でも沢山の調査を行っておられました。
森の生き物たちの関係性から森の生態学、特に今回は芦生の森の特徴や今の日本の森の問題について学びます。
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講師 プロフィール
1965年千葉生まれ、神奈川・大阪・福岡・愛知などで育ち、京都大学文学部で西南アジアの
歴史を学ぶ。卒業後NHKでディレクターとして働くものの植物に魅せられ退局。
京都大学大学院人間・環境学研究科に入り、植物分類学を学ぶ。
1998年京都大学博士号(人間・環境学)取得。
1998年兵庫県立人と自然の博物館研究員、2000年名古屋大学博物館助手を経て2014年より
名古屋大学博物館および大学院環境学研究科准教授。
専門は熱帯クスノキ科植物の分類、および、種間相互作用などの生態学。
芦生には修士課程時代に60回ほど通って植物を採集。樹木と草およそ800種の分類のほか芦生の植物地理学的特性を整理し、Flora of Ashiuという論文にまとめた。
■講座内容
森にはいろんな出来事が起こっています。鳥のなわばりや子育てのように、同じ種同士の争いや協力。
花と虫のように、食う食われる関係や共生。食物連鎖を通したエネルギーや物質の循環。森自体の成長や変遷。
こうした生物同士の間や生物と非生物の間で起こる出来事を見つけ、理解するのが生態学です。
生態学の基礎知識をもって森をみると、今までとちがった森が見えてくるかもしれません。
また、最近森に起こっている変化についても、生態学的視点をもつと、問題が整理されるかもしれません。
芦生の森の中で、森を見ながら触れながら、森の生態学を学んでみましょう。
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主催 株)野生復帰計画
概要 講座×トレッキングで楽しむ 芦生の森スタディーツアー
開催日 第1回 5月28〜29日(土日)1泊2日 芦生の森で学ぶ森の生態学入門
料金 21,600円(税込)
定員 20名 最低遂行人数 5名
集合場所 京都府 南丹市 JR園部駅 西口
集合時間 AM13:00(1日目)
解散予定 PM16:30(2日目)
解散予定時刻は交通状況により前後する場合がございます。
対象 高校生から~60歳までのの心身ともに健康な男女
※健康チェックシートにて活動に支障があると事務局で判断した場
合には安全管理上、ご相談の上、お断りさせていただく場合がご
ざいます。
申し込み方法 資料請求後、送付される申込書に記入して頂きお申込み下さい。
支払い方法 指定の銀行口座へお振り込みください
持ち物 スタディーツアーパンフレットをご覧下さい。(PDF)
※お振込先 キャンセル規定 その他、保険の内容等に関してもパンフレットをご覧下さい。
タイムスケジュール
13:00 JR園部駅集合(バスにて移動)
14:00 講座 芦生の森で学ぶ森の生態学入門
■講師 名古屋大学大学院環境学研究科准教授 西田 佐知子氏
16:00 翌日の案内等
17:00 フリータイム
18:00 夕食(交流会)地元の食材を使ったメニューです。
19:00 入浴 ※宿泊は 観光農園江和ランドのコテージです。
翌日
7:00 朝食
8:00 芦生研究林内へ移動
9:00 トレッキングスタート (芦生自然学校スタッフがガイド致します)
12:00 昼食(お弁当)
15:00 トレッキング終了
16:30 JR園部駅 解散
集合場所 JR園部駅 西口
旅行企画・実施
京都府知事登録旅行業 地域-663号
株式会社野生復帰計画 / 南丹市美山町内久保池ノ谷36−3
(一社)全国旅行業協会 正会員
日本海に流れる由良川。芦生はその最上流域にあります。芦生自然学校はこの豊かなフィールドを生かして活動する事を目的に2004年9月に設立されました。地域の子どもたちはもちろん都市の子ども達や青年に向けに環境教育の場を提供する事を目的としています。自然観察や沢登りなどのアウトドアスポーツ、農業体験、林業体験、田舎の生活体験など【自然】と【自然の中のくらしと、遊び】を知ってもらうことが当校の主旨です。