
なぜネコヤナギを川に植えるのか?
~かつての芦生の川〜
トロッコ道のはじまり、鉄橋から美山川を望む景色 水辺植物で覆われている
画像提供 京都大学フィールド科学教育センター森林ステーション
現在のトロッコ道のはじまり、鉄橋から美山川を望む景色
昭和7年 別角度からの由良川を望む写真
水辺にネコヤナギやヨシと思われる植物が一面を覆っている
同場所、現在の様子
2018年5月 左岸側の陸地は浸食され岸辺植物もない
芦生の魚は今
1990年代に始まった、鹿の食害による下床植物の消失により大量の土砂が河川に流れ込んだ可能性が高く、それ以降芦生の河川環境は大きく変わったと言われている。淵と呼ばれる箇所には名前がついているが→美山川の淵や瀬の名称調べその多くが砂がたまり浅くなっている。
また岸辺植物の消失と淵の消失により、川鵜などの捕食者から身を隠す場所が少なく芦生の川は、川魚にとって、大変厳しい環境だと想像できることからネコヤナギを復活させることで川魚の増殖が期待できる可能性があります。
日本海に流れる由良川。芦生はその最上流域にあります。芦生自然学校はこの豊かなフィールドを生かして活動する事を目的に2004年9月に設立されました。地域の子どもたちはもちろん都市の子ども達や青年に向けに環境教育の場を提供する事を目的としています。自然観察や沢登りなどのアウトドアスポーツ、農業体験、林業体験、田舎の生活体験など【自然】と【自然の中のくらしと、遊び】を知ってもらうことが当校の主旨です。